アメリカでの銀行口座開設が規制される
正式なビサやI-20(入学許可証)が無いと銀行口座が開設が出来なくなりました
もう施行されてから随分経っていますが、 最近不便と思うことに外国人の銀行口座の開設が難しくなったことがあります。
以前はパスポートと滞在先(友人、ホームステイ先等)の住所があれば、日本から来た短期の旅行で訪れた友人が気軽にアメリカで銀行口座を開けてくれたのですが、 昨今のテロ活動に関する取り締まりや規制の強化によって気軽に銀行口座が開設できなくなりました。
正規のF(学生ビザ)やJ(交換留学、研修ビザ)等を所持している人には書類が増えるくらいで、大きな問題はありませんが、 観光旅行で訪れている人や、ビザ(査証)免除プログラム等によって長期(90日以内)にわたるアメリカ旅行をエンジョイしたい多くの人には大変不便な話になりました。
キャッシュレス社会での便利なツールが。。。
銀行口座ぐらいなくても3ヶ月ぐらいは生活できそうなものですが、安全の為にはアメリカでは現金を持ち歩かないのが常識です。1ヶ月以上の滞在予定で、日本から来た人たちには、 以前は直ぐに 銀行口座を開設してパーソナルチェック(個人用小切手)やVISAやマスターカードの加盟店で利用できるデビッド・キャッシュカードを発行(1週間 ぐらいで到着)してもらってアメリカ滞在中に活用してもらっていたのですが、 昨今の規制強化でそれが出来なくなりました。 これではまた20年以上も昔の不便な頃に逆戻りです。
滞在が1ヶ月以上となると、それなりの高額な支払いが多くなるわけで、日本からまとまった現金を持参する人にはその現金を銀行に保管できないとなると安全上とても不便な事です。 普通アメリ カでは財布に$20ぐらいしか入っていない人が多いなかで、多額の現金やトラベラーズチェックを持ち歩くのはあまりにもリスクの高い危険極まりない行動です。
私の住むオレゴン州ポートランドは全米の中でも本当にトップクラスの住み心地の良い町ですが、最近何処で習ったものか、日本人や東洋人、それも若い学生や女性を狙った、ゆすり、たかりが結構頻繁に起こっています。(この話を始めると長くなりますのでまた詳しくはは別の記事で書きます。)
こういったテロ防止の安全策が、「風が吹くと桶屋が儲かる」式に、間接的に旅行者や短期滞在者の安全を脅かす要素になるとは、 複雑な気持ちです。。。
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